街歩きをする人たちが気になる存在、知りたい存在を図鑑にしました。街角に、街外れに、いつもあるのに私たちが「見ていない」ものたちが「見える」ようになると、街を見る目と理解が変わります。それらには、そこにある理由とその形である理由があります。人が介入することで、さらに変化していきます。前著『街角図鑑』が「1mくらいのもの」、人が扱うスケールを対象にしていたとしたら、今回はそれとともに「もうちょっと大きいもの」「インフラそのもの」も見ていきます。また、私たちが生活し、または移動する街・都市を構成しているものが何なのか、それを「見る」とはどういうことなのか。論考「公園を観察する」(石川初)、「パーキングスケープ」(八馬智)、「都市鑑賞とは何か」(大山顕)を収録しています。(図鑑の内容)【街にあるもの】配管足場(小金井美和子)玄関灯(内海慶一)エアコン室外機(斎藤公輔)ガスメーター電気メーター給水塔(小山祐之)商店街神社路上園芸(村田あやこ)残余地(島野翔)【私たちを取り囲んでいるもの】道路・歩道・通行帯交差点坂道階段歩道橋踏切高架橋脚(田村美葉)見える地下(小金井美和子)公園を観察する(石川初)公園遊具東屋(高橋英樹)公園遊具パーキングスケープ(八馬智)駐車場【街と街の間にあるもの】川そのものと周辺のいろいろダム(萩原雅紀)田んぼ畑橋トンネル鉄塔(加賀谷奏子)都市鑑賞とは何か(大山顕)