パンツ・プロジェクト

パンツ・プロジェクト

キャット・クラーク 著/三辺律子

中学生

出版社
あすなろ書房
判型(サイズ)
四六判
ページ数
264ページ
初版
2017年10月30日
ISBN
978-4-7515-2872-3

定価1,540円 (本体1,400円+税)

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ありのままの自分のために!さわやかな青春小説!

デリケートな問題を扱いながらも楽しく読める、ユニークな青春小説です。
だれだって、自分の好きな服を着ているほうが、気分のよいものです。
中学生になったリヴの最初の関門は、制服でした。
いつもズボンをはいていたのに、中学校の制服は、スカート。校則だからとあきらめて、はじめはスカートをはいて通学していたものの、やっぱり無理! 大体、多くの女性がズボンをはいて暮らすこの時代に、なぜスカートを強制されなくてはいけないのか、リヴは疑問に思い、 制服改革をめざし、声をあげます。
最初は、クラスメイトに意地悪をされたり、親友のメイジーと気まずくなったりと、前途多難。
でも、リヴにはどうしてもこのプロジェクトをやりとげなくてはいけない理由、それも、人には言えない大きな理由があったのです。
孤軍奮闘するうち、隣の席のジェイコブと親しくなったことをきっかけに、事態は少しずつ好転していきます。また、人気者のジェイコブにも、実は人に言いたくない秘密があったり、リヴのもうひとつの「ちょっと変わったこと」についても、さらっと自然に、過不足なく描かれているところが今日的で、さわやか。

世の中にはさまざまな人がいること、そして多数派も少数派もそれぞれ認めあい、思いやりをもって暮らしていくべきことを教えてくれる、あたたかな物語です。
女子はスカート。男子はズボン。いつの時代の話?!
いつだって自分の好きな「自分らしい自分」でいたい!

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